BMWが5月24日、イタリアで開幕した「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」で初公開した『ピニンファリーナ・グランルッソクーペ』。同車のワールドプレミアの様子を収めた公式映像が、ネット上で公開されている。
この映像は5月29日、イタリアのデザイン工房、ピニンファリーナが公式サイトを通じて配信したもの。イタリア・コモ湖畔で毎年開催されるクラシックカーの一大イベント、コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステでの、BMWピニンファリーナ・グランルッソクーペのワールドプレミアの瞬間だ。
ピニンファリーナ・グランルッソクーペは、BMWグループとピニンファリーナが共同開発したワンオフのコンセプトカー。BMWの上級クーペには、『6シリーズ』がある。グランルッソクーペは、6シリーズよりもさらに大きいボディをまとう。
ロングホイールベースに長めのボンネット、短いオーバーハング、滑らかなルーフラインなどが特徴。サメをイメージさせるフロントノーズは、最近のBMWのデザインアイデンティティ。
搭載エンジンは、V型12気筒ガソリン。そのスペックは公表されていない。『7シリーズ』用と共通とすれば、6.0リットルV12ツインターボは、最大出力544ps、最大トルク76.5kgmを引き出す。
映像には、ピニンファリーナのファビオ・フィリピーニ氏とBMWのカリム・ハビブ氏の両デザイントップが登場。デザインの狙いを交えながら紹介されたBMWピニンファリーナ・グランルッソクーペのワールドプレミアの瞬間映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。