欧州ビジネス評議会(AEB)は6月10日、5月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、22万9670台。前年同月比は12%減と、3か月連続で前年実績を下回った。
ブランド別トップはロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。5月は3万8025台を売り上げたものの、前年同月比は18%減と、3か月連続で前年実績を割り込む。販売の主力は『Granta』で、前年同月比47%増の1万4471台を販売する。
2位は、7か月連続でルノー。5月は、前年同月比0.4%増の1万8576台を販売した。新型を投入した『ダスター』が、前年同月比116%増の7231台と支持された。
3位は、韓国ヒュンダイモーター傘下のキアモーターズ。5月は1万7302台を販売。前年同月比は1%増と、6か月連続のプラス。コンパクトカーの新型『リオ』が、2%増の7978台と、4か月連続で増加する。
4位はヒュンダイモーターで、4月の5位から浮上。しかし、その販売台数は1万6005台にとどまり、前年同月比は1%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、前年同月比0.4%増の1万0493台と、4か月ぶりに増加。
5位のトヨタは、4月の6位から上昇。5月は1万3708台を販売。前年同月比は1%減と、2か月連続のマイナス。『RAV4』が115%増の4503台と好調。『カムリ』は前年同月比9%減の2737台。
6位のフォルクスワーゲンも、4月からワンランクアップ。その販売台数は1万3105台で、前年同月比は11%減と、3か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が6155台を売り上げたものの、前年同月比は9%減と、3か月連続で前年実績を割り込む。
4月の4位から7位に後退したのが、GMのシボレー。その販売台数は1万2856台にとどまり、前年同月比は34%減と6か月連続の前年割れ。SUVの『ニーバ』が24%減の3975台と、2か月ぶりのマイナス。小型セダンの『クルーズ』も、32%減の4202台と落ち込んだ。