国営石油会社ペトロリアム・ナショナル(ペトロナス)は、カナダにおける液化天然ガス(LNG)輸出事業への出資に関心を寄せている企業との協議を行っている。
ペトロナスは昨年12月、カナダのプログレス・エナジー・リソーシズを買収した。
既に日本の石油資源開発が、プログレス・エナジーのLNGプロジェクトの権益10%を取得することで合意している。ペトロナスは同プロジェクトの権益を少なくとも50%保有する計画としている。
ペトロナスは今後もリスク共有のため、複数の企業と出資などに関して協議を行う方針だ。アジアではLNGの需要が増えると見込まれている。
ペトロナスはカナダにおけるLNG事業に200億米ドル(630億リンギ)を投資する方針だ。レル島におけるLNGプラントの建設や、750キロメートルのパイプラインの建設などに充てるという。