英国の名門自動車ブランドで、現在中国の上海汽車(SAIC)傘下のMGは6月12日、英国のデザインセンターの拡張工事が完了したと発表した。
MGの英国デザインセンターは2010年に開業。MGの本拠地、英国バーミンガム工場内に開設された。MGの親会社、上海汽車は、MG英国デザインセンターへの投資を拡大。今回、従来の2倍の広さを備えた新デザインセンターが完成した。
完成した建物は、欧州におけるデザインの中核拠点に位置付け。中国の上海市と英国に、合計160名以上のデザイナーが在籍し、最先端の自動車デザインに取り組む。
新しい施設では、最新の機器を導入。クレイモデルなどの製作の効率を引き上げた。MGによると、36時間以内でクレイモデルを仕上げることができるという。
また、巨大スクリーンも完備。実物大の車両のイメージを、プロジェクターで投影し、2Dや3Dで確認することを可能にしている。