インド自動車大手のタタモーターズは6月16日、5月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万1783台。前年同月比は14.9%減と、7か月連続で前年実績を下回った。
乗用車の5月世界販売台数(傘下のジャガーとランドローバーを含む)は、4万3142台。前年同月比は15.5%減で、9か月連続のマイナス。商用車の5月世界販売は、3万8641台。前年同月比は8.1%減と、2か月ぶりに前年実績を下回る。
インド国内の5月実績は、前年同月比24.5%減の4万5430台。超低価格車の『ナノ』が『インディカ』、『インディゴ』と合わせて8927台にとどまる。『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズは、2207台。
一方、傘下のジャガー・ランドローバーの5月世界販売は、5月としては過去最高の3万2477台。前年同月比は12%増と、5か月連続で前年実績を上回る。その内訳は、ランドローバーが2万6303台で、前年同月比は8%増と3か月連続で増加。新型『レンジローバー』や『フリーランダー』の改良モデルが支持された。
ジャガーの5月世界販売は、6174台。前年同月比は36%増と、5か月連続の前年実績超え。これはエンジン排気量を2.0リットルに縮小し、4WDも用意した2013年モデル投入の効果による部分が大きい。