米国の大手自動車部品メーカー、ボルグワーナーは6月18日、ブラジルに新工場を建設すると発表した。
ボルグワーナーは、自動車用ターボチャージャー製造の大手。今回のブラジル新工場の建設は、自動車用エンジンのダウンサイジングが世界的なトレンドとなり、ターボチャージャーへの需要が増していることを受けての対応。
またブラジル政府は、2017年までに、乗用車とライトトラック(SUVやピックアップトラックなど)の燃費を、現行比で12%引き上げる新燃費規制を決定。これにより同社は、ブラジルで組み立てを行う自動車メーカーに、ターボチャージャーの納入が増えると判断した。
今回の新工場は、既存工場に併設する形で建設され、既存工場と合わせて2万平方mに面積が拡大。これでボルグワーナーのブラジル工場は、合計で10万平方mへと広がる。
ボルグワーナーは1975年、ブラジルで現地生産を開始。今回の新工場の建設に合わせて、近い将来、ブラジル工場でVCT(バリアブル・カムシャフト・タイミング)とエンジンタイミングシステムの生産も開始する計画。