三井造船、国交省から受注したケーソン2函が完成、釜石港に向けて輸送開始

船舶 企業動向

三井造船は、子会社である三井造船鉄構エンジニアリングが、国土交通省東北地方整備局から受注したケーソン2函を千葉事業所内のドックで完成し、4月25日に引き渡しを終え、6月15日に釜石港に向け輸送を開始した。

岩手県釜石市の釜石港湾口防波堤は、300メートルの開口部を持ち、ギネス世界記録にも認定されている世界最大水深となるマイナス63メートルに設置された防波堤だった。この防波堤は、東日本大震災による津波によって被災し、その防波堤復旧工事の一部として、今回のケーソンが製作された。

ケーソンとは、防波堤などの水中構造物として使用されるコンクリートや鋼製の大型の箱。今回製作したケーソンは、鋼材でできた箱の周りに鉄筋コンクリートを施工するタイプのハイブリッドケーソンと呼ばれるもの。通常のコンクリート製ケーソンに比べ長尺化が可能で、重量が軽くできることから長距離輸送が容易であることなどが特長。

ケーソンは、特殊な台船に搭載し、輸送する予定。

三井造船は、これまで90函以上のケーソン納入実績があり、三井造船グループとして今後もケーソンを含めた海洋構造物の製作を通じて、東北地方の復興や、国内の港湾、漁港施設の建設に貢献していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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