マレーシア、閣僚の公用車を「アコード」に切り替えへ 「ペルダナV6」引退で

エマージング・マーケット 東南アジア
歴代アコードアーカイブページ(ホンダHP)
歴代アコードアーカイブページ(ホンダHP) 全 2 枚 拡大写真

〈ペタリンジャヤ〉
連邦政府の大臣・副大臣に支給されている公用車を、これまで使われてきたプロトン「ペルダナV6」からホンダ「アコード2.4」に切り替えることが、先の閣議で決定された。これまで国民車メーカーのプロトンが担ってきた国家VIPの足としての地位を外国車メーカーに明け渡す。

プロトンは、ホンダと提携交渉を続けているとされる。「ペルダナV6」の製造はすでに2011年に中止されており、政府筋によると一部ではすでに「アコード」への切り替えが始まっているという。「アコード」はプロトン親会社、DRBハイコムのペカン工場で組み立てられている。ただし他の政府機関トップや高級官僚の公用車には、「ペルダナV6」が引退してもその後継モデルであるプロトン「インスピラ」が使用される。

「ペルダナV6」の維持費が高くついたことが背景にあるとみられる。チョー・チーヒョン前住宅地方自治相は、「ペルダナV6」が長距離走行に向いていなかったと指摘、副相時代にギアボックスを4年間で3度も交換しなければならなかったと、VIP公用車として信頼性に問題があったことを示唆した。

国民車を公用車に使用するという慣例が破られたのは、2008年に野党連合・人民同盟(PR)が掌握していたペラ州政府がトヨタ「カムリ」に変更したのが最初で、後に与党連合・国民戦線(BN)のトレンガヌ州政府もメルセデス・ベンツ「E200コンプレッサー」を導入していた。

閣僚の公用車を「アコード」に切り替えへ 「ペルダナV6」引退で[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  6. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  7. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  8. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  9. ついに「BMW M3」が電気で走る! 4モーターを収める肉厚フェンダーが露出
  10. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る