【INDYCAR 第10戦】ヒンチクリフが今季自身初のオーバル勝利、琢磨リタイア

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ジェームズ・ヒンチクリフ
ジェームズ・ヒンチクリフ 全 6 枚 拡大写真

6月23日、アイオワ・スピードウェイで行われたアイオワ・コーン・インディ250のレースで、ジェームズ・ヒンチクリフが優勝した。

ヒンチクリフは0.875マイルのこのサーキットで、過去2年間に33ラップをリードしただけだったが、今回は24ラップ以外の全てのラップをリードする独占的なレース展開を見せ、2位のライアン・ハンター=レイに1秒509の差をつけて勝利した。

インディアナポリス500のチャンピオンで、アイオワで過去3年間に1位・2位・3位のフィニッシュをしたトニー・カナーンが今年のレースでも3位となった。エド・カーペンターが4位、そしてグラハム・レイホールが5位でフィニッシュした。

「これは全てチームのおかげだ。僕達は素晴らしいトラックレコードを持っているが、僕達は後ろにいるドライバー達とのギャップをコントロールして、タイヤをケアしていたよ。最終的に車はとても安定していた。自分がほとんど全てのレースをリードしたなんて、信じられないよ」と勝利したヒンチクリフは語った。

ポイントリーダーのカストロネベスはポールポジションの獲得で9ポイントのボーナスを得たが、本番のレースでは不正なエンジン交換の為に11番手からのスタートとなり、結局8位でフィニッシュすることとなった。

「僕達はできるだけハードに運転した。彼等が僕に8位でフィニッシュしたと言った時、僕は『何だって?』と聞き返した。なぜなら僕は、自分がもっと良い車を持っていたと感じたからだ。僕たちの車は残り50ラップで本当に良い感じだったが、どうやら少し遅すぎたようだ。しかし僕達はまだポイントでリードしているし、ポコノではもっと良い結果を出したいね」とカストロネベスは語った。

レースの序盤でほとんど最下位まで順位を下げたライアン・ハンター=レイは、最終のピットストップでは2位にまで順位を上げて、ヒンチクリフを最後まで追い詰めた。

「ラップ遅れのトラフィックの中で、ジェームズを捕らえるのは本当にハードだった。今日は勝てる車を持っていたと思うが、グラハムを抜く時にミスを犯した。このレースを2位でフィニッシュできたことを、とても喜んでいる」とハンター=レイは語った。

尚、佐藤琢磨はエンジンに不調があり、前半戦でレースをリタイアする結果に終わってしまった。

■アイオワ・コーン・インディ250の結果

1. ジェームズ・ヒンチクリフ(シボレー)
2. ライアン・ハンター=レイ(シボレー)
3. トニー・カナーン(シボレー)
4. エド・カーペンター(シボレー)
5. グラハム・レイホール(ホンダ)
6. サイモン・パジェノ(ホンダ)
7. オリオール・セルビア(シボレー)
8. エリオ・カストロネベス(シボレー)
9. マルコ・アンドレッティ(シボレー)
10. E.J.ヴィソ(シボレー)
23. 佐藤琢磨

《河村兵衛》

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