6月23日午前3時20分ごろ、栃木県宇都宮市内の県道で、違反車両を追跡しようとしていたパトカーと、交差進行してきた軽ワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で軽ワゴン車に乗っていた3人が軽傷を負っている。
栃木県警・宇都宮東署によると、現場は宇都宮市宿郷2丁目付近。付近をパトロールしていた同署員が信号無視を行ったクルマを発見。停止を命じたうえ、近くの駐車場に誘導して職務質問を実施しようとしていたが、一旦は停止したクルマはパトカーに体当たりをしたうえ、急発進して逃走した。
パトカーはただちに追跡を開始しようとしたが、駐車場から県道に出ようとしたところで、右方向から進行してきた軽ワゴン車と出会い頭に衝突したという。
双方のクルマは中破。軽ワゴン車を運転していた芳賀町内に在住する63歳の男性と、同乗していた男性2人が打撲などの軽傷。パトカー側の警官にケガはなかった。
警察では運転していた30歳の男性巡査部長から自動車運転過失傷害容疑で事情を聞いているが、安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。