GMとPSAプジョーシトロエン、提携が進展しない可能性も

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GMのダン・アカーソン会長兼CEOとPSAのフィリップ・ヴァラン会長(参考画像)
GMのダン・アカーソン会長兼CEOとPSAのフィリップ・ヴァラン会長(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

現在、提携関係にある米国の自動車最大手のGMと、フランスの自動車大手のPSAプジョーシトロエン。両社の提携が、これ以上進展しないとの見方が出てきた。

これは6月27日、『ロイター』が報じたもの。同メディアが関係者から得た情報として、「GMはPSAプジョーシトロエンに対して、これ以上の投資を行う計画はない」と報じたのだ。

GMとPSAプジョーシトロエンは2012年3月、資本提携を含めた包括的な提携で合意。GMがPSAの株式の7%を取得。これにより、プジョー創業家に次ぐ第2位の大株主となった。その後、2012年12月には、さらに踏み込んだ提携の具体的内容を公表。両社の間で、3種類の車台共有プロジェクトを進めることが決定済み。

今回の同メディアの記事は、PSAプジョーシトロエンがGMに対して、さらなる出資を要請したと伝えられることを受けての報道。報道内容が事実なら、欧州の新車販売の落ち込みで経営状態が悪化しているPSAプジョーシトロエンに対して、GMは資金援助を断ったことになる。

経営再建に向けて、厳しい舵取りが続くPSAプジョーシトロエン。同メディアは、「プジョー創業家は、PSAプジョーシトロエンがGMの支配下に置かれることを、容認する方向へと変わりつつある」ともレポートしている。

《森脇稔》

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