タカタ、中空梁構造のカーテンエアバッグを開発…世界初

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Dシェイプカーテンエアバッグ
Dシェイプカーテンエアバッグ 全 2 枚 拡大写真

タカタは7月2日、世界初の技術を搭載したカーテンエアバッグ「Dシェイプカーテンエアバッグ」を製品化したと発表した。

新製品は世界初となる中空梁構造のカーテンエアバッグ。膨らんだエアバッグの断面形状を立体的な「D」の文字形状にすることで、従来のカーテンエアバッグよりも効率的に厚みを増大。乗員の頭部保護性能を効果的に高めることに成功した。

カーテンエアバッグは、サイドウインドウ上部のルーフラインに沿って搭載されており、主に側面衝突時に前席から後席までのサイドウインドウを覆うように膨らみ乗員の頭部を保護する。従来のカーテンエアバッグのバッグ形状では、厚みは通常100~160mm程度で、2枚の基布を縫い合わせる平面的な構造上、バッグの厚みを簡単に増やすことができなかった。

Dシェイプカーテンエアバッグは中空梁構造を採用することで、エアバッグを膨らませるためのガス発生装置を従来品と同レベルとしながらも、従来のカーテンエアバッグの厚みに比べおよそ2倍(当社比)の厚みを持たせることに成功。これにより、従来のカーテンエアバッグよりも早く乗員拘束を開始でき、より高い衝撃吸収効果が期待できるという。

また、逆三角形の断面形状を持つ梁のたわみにくい特性により、横転事故やロールオーバー(転覆)事故のようなより厳しい条件でも乗員をしっかりと車内にとどめて保護することができる。

《纐纈敏也@DAYS》

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