【日産 リーフ 試乗】一皮むけたマイチェン車で改めてリーフを感じる…諸星陽一

試乗記 国産車
日産 リーフ
日産 リーフ 全 5 枚 拡大写真

世界初の量産電気自動車として2011年に登場した日産のリーフ。昨年末にマイナーチェンジされたモデルを改めて試乗した。

新設計のモーターはデビュー時のものよりもさらに強力で、アクセルペダルをスッと踏み込むとグッと力強い加速を味わうことができる。アクセル操作に対するレスポンスも向上しているようだ。

デビュー時のモデルもそうだったのだが、とにかくフラットな乗り心地がリーフの真骨頂。マイチェン後のモデルはそうした性能がさらに向上している。舗装状態のいい路面で、リーフを加速していくと、そのフラット感はまるでセールに風を受けて進むヨットのよう。音もなくスーッと力強く進んでいく。

マイチェンでは新たにミッションにBレンジが設定された。いうまでもなくブレーキを強く効かせるためのレンジだ。下り坂でBに入れて走ると、Dよりもエンジンブレーキ(もちろんエンジンはないが)が効いたようなフィーリングで走れる。シチュエーションによってはDよりも走りやすいときもあり、オーナーになればBを上手に使うことで、走りやすく電費も稼げるはずだ。

パワーユニットもサスペンションも手が入れられたマイチェン後リーフは、電気自動車としての魅力がさらに増した感じが強い。今後、充電設備などのインフラはさらに広がる様相を見せており、リーフの魅力がますますアップしそうだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. まるでスポーツカー、アキュラの新型SUV『RSX』世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る