トヨタ紡織とBASF、自動車用次世代シートの共同開発に着手

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ紡織 大島誠技監
トヨタ紡織 大島誠技監 全 4 枚 拡大写真

トヨタ紡織と独BASFは7月8日、自動車用次世代シートの共同開発に着手すると発表した。トヨタ紡織の大島誠技監は同日、都内で会見し「プロトタイプを2013年中に造って、どこかで発表したいと思っている」との見通しを示した。

共同開発するのは、BASF主催した自動車用シートのデザインコンテストで、素材活用度のテーマで特別賞を受賞したトヨタ紡織のデザイン作品「Aptus(アプタス)」のコンセプトがベースになる。アプタスはシート背もたれ部分が可変することで、あらゆる体格の人に対応する機構を備えている。またBASF製の樹脂素材の採用で軽量化を図るのも特徴。

大島技監は「コンセプチャルな部分がかなり多いので、我々とBASFのエンジニアが協力して、(アプタスのデザイナーである)クリスチャン・デリースが理想と描いている、非常に軽量で誰にでもフィットできるシートに少しでも近づけたプロトタイプを造りたい」と述べた。

またアプタスの採用を想定する車両について大島技監は「シティビークル、都市内で使われる車にとって良いシートにしたい。それは軽量であること、それからコンパクトなボディではあるが、広い室内を得られるというコンセプトに合致するからだ」と語った。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る