トヨタ紡織とBASF、次世代シート共同開発へ「全ての人に合うシート」

自動車 ビジネス 企業動向
Aptus
Aptus 全 6 枚 拡大写真

トヨタ紡織と独BASFは7月8日、自動車用次世代シートの共同開発に着手すると発表した。トヨタ紡織のデザイナー、クリスチャン・デリース氏は同日都内で会見し、「全ての人に合うシートで、電気モーターなど使わないで自然に動くのが特徴」と述べた。

共同開発するのは、BASF主催した自動車用シートのデザインコンテストで特別賞を受賞したトヨタ紡織のデザイン作品「Aptus(アプタス)」のコンセプトがベースになる。アプタスはクリスチャン・デリース氏がデザインした。

アプタスは、シート背もたれ部分が乗員の体格に応じて可変するとともに、乗員の体重に合わせて適正な位置でロックされるリクライニング機構により、「すべての体格のユーザーに快適性を、電気モーターなど使わずに自然な動きで実現するのが特徴」。

また「このシートの構造はBASFの先進技術がなくては成り立たない。フォームパッドは(ベルベット調のデザインと通気性を両立した表皮)ステロンテクノロジーを使ったファブリックで覆われる。E-TPUポリウレタンは可変する背もたれ部分を構成し、衝撃吸収と形状維持を両立。フレームは(熱可塑性プラスチックの)ウルトラミッドコンポジットファイバーの使用を想定している」としている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る