フィアットとPSA、イタリア合弁工場に投資…生産設備を刷新

自動車 ビジネス 企業動向
フィアットデュカート
フィアットデュカート 全 1 枚 拡大写真

イタリア自動車大手のフィアットと、フランス自動車大手のPSAプジョーシトロエンは7月9日、両社の合弁工場におよそ7億ユーロ(約900億円)を投資すると発表した。

7億ユーロの負担内訳は、フィアットが5億5000万ユーロ(約710億円)、PSAプジョーシトロエンが1億5000万ユーロ(約190億円)。投資は、今後5年をかけて実施。

今回の投資は、イタリアのアテッサ工場に対して行われる。同工場は、フィアットとPSAプジョーシトロエンが1981年に、折半出資で設立した合弁工場。現在、両ブランドのLCV(小型商用車)を生産している。フィアットは『デュカート』、プジョーは『ボクサー』、シトロエンは『ジャンパー』を名乗る。

7億ユーロの投資によって、アテッサ工場には、生産設備を刷新。具体的には、最新の組み立てロボットや塗装システム、新しい組み立てライン、幅広い商品を顧客や市場の需要に合わせて届ける物流システムなどを導入する。

アテッサ工場は、累計450万台以上のLCVを生産。現在、6000名以上の従業員を雇用し、3シフト制で年間およそ30万台を組み立てている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る