マレーシア政府の汚職対策、国民の失望感が増加 39%が汚職程度が悪化と回答

エマージング・マーケット 東南アジア

汚職監視の非政府組織、トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)は7月9日、2013年度「グローバル汚職バロメーター(GCB)」を発表、汚職に対する政府の取り組みについてマレーシア人回答者の評価が2010年の前回調査に比べて18ポイントも下降した。

同調査は2012年9月から2013年3月にかけて107か国・地域で実施し、11万4000人から回答を得た。マレーシア人は「政府の取り組みが成功している」との回答が最新調査では31%となり、前回調査の49%から大幅にダウンした。政府に対して国民が失望感を強めていることが明らかとなった。

回答者の39%が汚職の程度が悪化しているとし、2011年調査を2ポイント上回った。汚職が改善しているとの回答は14%にとどまった。汚職を行なっている印象については、警察が最も悪く、これに政党、公務員、立法府、企業、司法が続いた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  6. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  7. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  8. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  9. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  10. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る