神鉄、粟生線活性化策のフリー切符「おもてなしきっぷ」発売

鉄道 企業動向
「おもてなしきっぷ」は1日フリー切符と沿線の飲食店などで利用できる「おもてなし券」のセット。粟生線の活性化策として発売される。
「おもてなしきっぷ」は1日フリー切符と沿線の飲食店などで利用できる「おもてなし券」のセット。粟生線の活性化策として発売される。 全 2 枚 拡大写真

神戸電鉄(神鉄)はこのほど、神鉄線のフリー切符「神鉄おもてなしきっぷ2013」を発売すると発表した。沿線自治体などで構成される神戸電鉄粟生線活性化協議会による粟生線活性化策の一環で、2011年から発売している。

今回は7月20日から9月30日までの期間中、1日に限り神戸高速線を除く神鉄全線が乗り降り自由になる。また、「ホルモン焼きそば」や「のこぎりグルメ」など、いわゆる「ご当地メニュー」を扱う沿線の飲食店などで利用できる「おもてなし券」500円分と、割引などのサービスが受けられるサービス券が付く。発売額は大人1000円、子供800円。

神鉄が運営している路線のうち、鈴蘭台~粟生間29.2kmを結ぶ粟生線は輸送人員が減少し続けており、慢性的な赤字経営が続いている。神鉄は一時、路線の存廃を判断する動きを見せたが、2012年には兵庫県と神戸市が無利子資金の貸付を行う公的支援が決まり、当面の存続が図られることになった。

しかし、7月5日に開かれた神戸電鉄粟生線活性化協議会の会合では、2012年度の輸送人員が667万人で、前年度に比べ15万人の大幅減少になったことが明らかにされており、依然として危機的な状況が続いている。

《草町義和》

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