ヤンマー、小形産業用ディーゼルエンジン分野で、スイスの排出ガス規制認証を世界初取得

自動車 ビジネス 企業動向
認証取得機関(外観)4TNV88C
認証取得機関(外観)4TNV88C 全 2 枚 拡大写真

ヤンマーは7月16日、19kW~37kWの出力範囲で、世界で最も厳しいディーゼルエンジン排出ガス規制である、スイスのOAPC認証を世界で初めて取得したと発表した。

近年、地球環境保護のため、世界各国で内燃機関から排出される環境負荷物質の規制が厳しくなっている。 2013年より、ノンロードディーゼルエンジンの出力56kW未満において、日米欧で一段と厳しい新排出ガス規制が開始される中、ヤンマーは各国の厳しい新規制の認証を取得し、同社びわ工場(滋賀県)で量産している。

環境先進国であるスイスは、国内の建設現場で使用される作業機械に搭載されるディーゼルエンジンに対し、新規制適合に加えて、より一段と厳しいOAPC排出ガス規制をクリアすることを要求している。

OAPC規制は、日米欧の新規制が排出ガス中に含まれるPMの質量を規定するものであるのに対して、それに加えて一定作業時間あたりの排出ガス内に含まれる直径20~300ナノメータのPM粒子数を1012個/kW・h以下にすることを要求した、非常に厳しい規制となっている。

PM粒子数規制は、2013年より開始された欧州の新排出ガス規制(Stage III B)でも、次期規制として導入の検討が始まっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついに生産終了、スズキ『Vストローム650』がなぜ今も「傑作マシン」と語り継がれるのか
  2. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  5. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る