ダイムラーとロシアGAZ、メルセデス商用車の現地生産を開始

自動車 ビジネス 企業動向
ロシアのGAZの工場で生産が開始されたメルセデスベンツ スプリンター
ロシアのGAZの工場で生産が開始されたメルセデスベンツ スプリンター 全 1 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは7月15日、ロシアの提携先のGAZの工場において、メルセデスベンツの商用車、『スプリンター』の生産を開始した。

ダイムラーは2010年12月、ロシアの自動車大手、GAZとの間で、小型商用車を共同生産する内容の提携を締結。その準備として、GAZのロシアのニジニノブゴロド工場に、ダイムラーが1億ユーロ(約130億円)、GAZが9000万ユーロ(約117億円)を投資。同工場の設備を刷新している。

今回、GAZの工場で生産が開始されたメルセデスベンツスプリンターは、『スプリンタークラシック』と呼ばれるモデル。直列4気筒ターボディーゼルエンジンを搭載。アダプティブESPなど、安全装備を充実させた。

ロシアでは、中大型サイズの商用車に対する需要が、この3年間で拡大。2012年には、年間15万台規模に成長している。ダイムラーは今後も、3‐5%の伸びが持続すると見込む。

ダイムラーのメルセデスベンツ商用車部門、Volker Mornhinweg取締役は、「今日はメルセデスベンツとGAZにとって、特別な1日。スプリンタークラシックの現地生産開始は、ロシアにおける大きな一歩」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「息を呑むような美しさ」マツダ『VISION X-COUPE』に熱視線! 新時代のクーペ像にSNSでは期待の声
  5. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る