【メルセデス・ベンツ Sクラス 試乗】ドロッピングライン採用で塊感強化…西村直人

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【メルセデス・ベンツ Sクラス 試乗】ドロッピングライン採用で塊感強化…西村直人
【メルセデス・ベンツ Sクラス 試乗】ドロッピングライン採用で塊感強化…西村直人 全 5 枚 拡大写真

新型『Sクラス』のフラッグシップ、S500(ドイツ本国仕様)にカナダ・トロントで試乗した。W116(1972年)を思わせる直立したフロントグリルの影響もあり、ずいぶんと大きくなった印象があるが、実際には全幅こそ29mm拡大したものの他の数値は先代とイーブンで、ドロッピングラインの採用によりボディ全体の塊感はむしろ強められた。

【画像全5枚】

インテリアは30.7cmのTFT液晶画面を横に2つ並べたインパネを中心に、骨太のツインスポークステアリングをあしらいながら、ダッシュボードからドアトリムにかけたラウンドシェイプで新世代メルセデスを演出する。

数々のセーフティデバイスからの情報を一括するには、フルカラー&多重表示を可能とするTFT液晶画面が最適ながら、有機的デザインのインテリアにあって、そこだけ無機質で人工的。とはいえ、計器類に注意を払わせることを最大の目的とするならば、これは狙い通りと考えていいのだろう。

メルセデス・ベンツが誇る安全思想「PRE-SAFE」は、本来の機能を大幅に強化しつつ、新型Sクラスでは快適性の向上にもセーフティデバイスを活用する。「マジックボディコントロール」は、「衝突被害軽減ブレーキ」である「PRE-SAFEブレーキ」になどに使われる「ステレオマルチパーパスカメラ」からの映像を使い、路面の凹凸を判断しながら、瞬時にサスペンションの減衰力を調整しフラットライドを約束する。凹凸が大きいほどその効果は絶大だった。

日本上陸は年内、早ければ今秋には導入されると予想。S500に加え、E400 HYBRIDと基本を同じくするS400 HYBRIDの二本立てか。開発が進むS63 AMGにも期待したい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★

西村直人(にしむらなおと) 1972年1月 東京生まれ。専門分野はパーソナルモビリティだが、広い視野をもつためにWRカーやF1、さらには2輪界のF1と言われるMotoGPマシンでのサーキット走行をこなしつつ、4&2輪の草レースにも精力的に参戦中。初代、2代目フィットでは耐久レースにも参戦。また、大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も積極的に行うほか、ハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席したほか、東京都交通局のバスモニター役も務めた。

《西村直人@NAC》

西村直人@NAC

クルマとバイク、ふたつの社会の架け橋となることを目指す。専門分野はパーソナルモビリティだが、広い視野をもつためにWRカーやF1、さらには2輪界のF1と言われるMotoGPマシンでのサーキット走行をこなしつつ、4&2輪の草レースにも精力的に参戦中。また、大型トラックやバス、トレーラーの公道試乗も積極的に行うほか、ハイブリッド路線バスやハイブリッド電車など、物流や環境に関する取材を多数担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席したほか、東京都交通局のバスモニター役も務めた。大型第二種免許/けん引免許/大型二輪免許、2級小型船舶免許所有。日本自動車ジャーナリスト協会(A.J.A.J)理事。2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。(財)全日本交通安全協会・東京二輪車安全運転推進委員会指導員。

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