トヨタ『ルーミー』が10年ぶりの刷新…次期型はハイブリッド化か?

トヨタ ルーミー 次期型の予想CG
トヨタ ルーミー 次期型の予想CG全 6 枚

コンパクトなボディと両側スライドドアを組み合わせた高い実用性で、幅広いユーザーから支持を集めてきたトヨタ『ルーミー』。発売以来、登録車販売ランキングの上位常連として人気を維持してきたが、デビューからまもなく10年を迎える。

【画像】トヨタ ルーミー 次期型の予想CGと現行モデル

この間、ライバル各車は着実な進化を遂げた。スズキ『ソリオ』はハイブリッドを設定し、ホンダ『フリード』も全面刷新。トヨタ自身も主力コンパクトカーやミニバンの商品力を引き上げており、ルーミーの世代交代にも注目が集まっている。

◆次世代プラットフォーム「DNGA」展開中

現時点でトヨタやダイハツから次期ルーミーに関する正式発表はない。それでもフルモデルチェンジが予想される理由のひとつが、車両の基本構造だ。現行ルーミーは2016年に登場したダイハツ『トール』のOEMモデルだ。ダイハツは次世代プラットフォーム「DNGA」の展開を進めており、次期ルーミーも新世代の車台へ移行する可能性がある。

ダイハツ ロッキー のe-SMART HYBRIDダイハツ ロッキー のe-SMART HYBRID

◆シリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」採用か

そして次期型で最大の注目点となるのが、電動化だ。待たれていた機能でもある。現行型には1.0リットル自然吸気エンジンと1.0リットルターボエンジンが設定されているが、燃費性能ではハイブリッドを用意するライバルに対して不利だ。燃料価格が高止まりするなか、コンパクトカーでも燃費性能は商品力を左右する重要な要素となっている。

そこで有力候補となるのが、トヨタ『ライズ』/ダイハツ『ロッキー』で採用実績を持つシリーズ式ハイブリッド「e-SMART HYBRID」だ。e-SMART HYBRIDはエンジンを発電に使用し、モーターで車輪を駆動するシステムだ。モーター駆動ならではのレスポンスと滑らかな加速が特徴で、市街地を中心に使われるルーミーとの相性もよさそうだ。同じダイハツ開発車という点からも、次期型への搭載候補として注目される。

◆基本プロポーションを維持しながらデザイン刷新

エクステリアも大幅な変更が予想される。スクープ班が制作した予想CGでは、スクエアなキャビンや大きなガラスエリアなど、ルーミーの使い勝手を支える基本プロポーションを維持しながら、フロントマスクを一新した。

薄型のLEDヘッドライトを左右へ伸ばし、中央には水平基調のガーニッシュを配置。バンパーには大型のロアグリルと縦型の開口部を組み合わせ、従来型よりワイド感のある表情に仕上げた。ボディサイドでは前後フェンダーを立体的に造形し、キャラクターラインにも変化を持たせている。

トヨタ ルーミー 次期型の予想CGトヨタ ルーミー 次期型の予想CG

◆乗降性や室内空間を犠牲にしない

いっぽう、ルーミーの大きな武器である背の高いスクエアボディや両側スライドドアは継承されるだろう。全面刷新でデザインを変えながらも、乗降性や室内空間を犠牲にしないことが次期型でも重要になりそうだ。インテリアも商品力向上のポイントになるはず。大型ディスプレイオーディオやデジタルメーター、スマートフォンとの連携機能などを取り入れることで、現行型との差別化を図ることになりそうだ。

全面刷新されても大きく変えにくいのがボディサイズだ。全長4m前後の扱いやすいサイズで広い室内空間を確保し、両側スライドドアを組み合わせることが、ルーミーの商品特徴となっているためだ。そのため次期型ではボディを単純に大型化するのではなく、DNGAによるパッケージングの最適化などによって、室内空間と走行性能の両立を図ることが考えられる。

トヨタ ルーミー 現行トヨタ ルーミー 現行

安全装備についても進化が期待される。現行型にも予防安全機能は採用されているが、次期型では検知性能や運転支援機能を含め、安全技術のアップデートが予想される。

現行ルーミーが登場したのは2016年。次期型への世代交代が実現すれば、約10年ぶりのフルモデルチェンジとなる。e-SMART HYBRIDによる電動化に加え、プラットフォーム、デザイン、安全装備、インフォテインメントまで一新されれば、その進化幅は小さくない。長く販売されてきたルーミーが、どのような姿へ生まれ変わるのか。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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