【フィット プロトタイプ】本田技術研究所 野中俊彦氏「四輪のスーパーカブに」

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ホンダ フィットHV(プロトタイプ)
ホンダ フィットHV(プロトタイプ) 全 12 枚 拡大写真
北海道のテストコースにメディアを集めて行われた新型フィットのプロトタイプ試乗会において、本田技術研究所四輪R&Dセンター野中俊彦氏は次のように語った。

「2011年から進めてきた新世代テクノロジー「アースドリームテクノロジー」がいよいよ今年で成熟のときを迎えます。軽量コンパクトなスポーツハイブリッドであるi-DCDを採用したフィットは、ガソリンエンジン車としてはクラス最高の燃費を実現しながら、燃費だけではないファンな走りも実現しています。

フィットは四輪のスーパーカブのように育って欲しいと思っています。普遍的な価値を軸にした最高の燃費、最高のスペース、品質の高さがフィットの魅力です。新規格のエンジンである、1.3リットルのアトキンソンサイクル、1.5リットルの直噴、1.5リットルのアトキンソンサイクルと3種のエンジンを用意。ミッションもMT、CVT、モーター内蔵のデュアルクラッチ7MTと3種を用意。素晴らしいクルマに仕上がっています」

スーパーカブと言えば、燃費性能と走行性能、そして魅力的な価格という3つのポイントを抑えて世界の大ベストセラーとなった二輪のグローバルスタンダードだ。走行性能と燃費性能についてはこのプロトタイプ試乗会である程度確認できたが、問題は価格。野中氏の発言を見るからに、コスト競争力という点でも新型フィットは相当な期待が持てそうだ。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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