ハイブリッドで3時間耐久レース…初代インサイトが総合優勝

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Eco Car Cup 2013
Eco Car Cup 2013 全 25 枚 拡大写真

7月21日、富士スピードウェイでハイブリッドカーによる3時間耐久レース“Eco Car Cup 2013”夏大会が開催された。3時間の耐久レースに、トヨタ『プリウス』やホンダ『インサイト』など61台が参加して、「レースの速さ」と「燃費の良さ」を競った。

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総合優勝は、初代『インサイト』で参戦した安澤商店・自動車部。総合優勝は予選順位と決勝順位、燃費の順位を総合して決められ、予選12位、決勝3位、燃費で10位、1月開催の正月大会に続き2連覇。

総合2位は、2代目インサイトのレース車で参戦した「童夢レーシングチーム」で、予選3位、決勝6位、燃費で19位。総合3位は現行型プリウスで参戦した「チームAT1935」で予選11位、決勝14位、燃費が17位という結果であった。

21日の天候は曇りでエアコンなしでも過ごせるクルマにも人にも優しいエコラン日和。決勝レースは午前10時10分にスタートした。

ポールポジションはBMW『3シリーズ アクティプハイブリッド』、2番手はレクサス『GS 450h』と、予選は燃費計測なしのタイムアタックであったので、パワーと最高速の速いクルマが有利であった。

しかし、決勝レースでは事実上の速度制限となる1周を3分15秒以上速く走ることが出来ないルールがあるので、1周3分15秒を目標にタイムの誤差を少なく一定のペースで走行することが勝因を分けるポイント。ラップタイムの管理するナビゲーターとドライバーとが一体となった走行が求められた。また、「最低5回のピットイン」が課せられ、当然ピットインにかかるロスタイムも順位に大きく影響、ピットインにおけるロスタイムの少なさなどチームの総合力が試された。

今大会では、昨年2012年の夏大会よりレース時間が1時間多くなり最低周回数も「50周」と、3時間で50周以上を走らなければならないので、燃費だけを意識したエコランもすることができない。今大会では規定周回数を回ることが出来ずにペナルティをもらうチームも多くいた。

優勝した初代インサイトは、燃費は22.50km/リットルと燃費における順位は10位であったが、1周3分15秒を目指して一定ペースで走れるテクニックが高かったのか、予選12位から決勝では3位にジャンプアップ。このEco Car Cupでは、レースの順位や燃費を狙うだけでは勝てない仕組みなので、クルマに合わせたレース展開が勝利のカギとなるようだ。

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