ボーイング、CST100宇宙船からの緊急着水時の避難に成功

宇宙 企業動向
CST‐100
CST‐100 全 2 枚 拡大写真

ボーイングは7月19日、クルー・スペース・トランスポーテーション(CST)‐100カプセルに乗り込んだ乗組員達が、海などの水上に緊急着水した場合、安全に宇宙船から脱出する為のテストを実施したことを発表した。

CST‐100は地球に帰還した際、陸上に着陸するようにデザインされているが、ボーイングのエンジニアはNASAと国防省のサーチ・アンド・レスキューの人員達と共に働き、カプセルが海上や湖上、河川上など幾つかの緊急着水をした場合を想定し、避難シナリオのテストを行った。

「乗組員の安全は我々の最高の優先である。水上着水は起こり難いが、我々にとって宇宙船が全ての可能性のあるシナリオでテストすることは重要である」とボーイングのテスト・ディレクターであるアレックス・ディアス氏は語った。

テストはNASAのCCiCap(商用乗組員統合機能)の初歩の一部として、ネバダ州ラスベガス北部にあるビゲロウ・エアロスペースで7月8日に実施された。

CST-100は乗組員達や積荷を、国際宇宙ステーションなどに運ぶ。CST-100カプセルの最初の有人周回軌道飛行は、2016年に予定されている。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る