7月17日、表参道Rギャラリーにおいてランボルギーニ社創業50周年を記念した2台のモデルがアンヴェールされた。
1台は、560馬力を発生する5.0リットル V10エンジンをリアミッドに搭載し後輪を駆動する、全世界で90台以下の限定モデル『ガヤルド LP 560-2 50° アニヴェルサリオ(以下、ガヤルド 50 アニヴェルサリオ)』。もう1台は720馬力を発生する6.5リットル V12エンジンをリアミッドに搭載し、こちらは4輪を駆動する世界限定100台の「アヴェンタドール LP 720-4 ロードスター 50° アニヴェルサリオ(以下、アヴェンタドール・ロードスター・50 アニヴェルサリオ)」の2台である。
アヴェンタドール・ロードスター・50 アニヴェルサリオは、標準モデル比20馬力アップの720馬力を発生する6.2リットル V12エンジンに、超高速シフトを実現するISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)トランスミッションが組み合わせられ、0-100km/hは3秒、最高速度は350km/hを誇る。
エクステリアは、現行比50%以上と大幅に空力効率を最適化した新しいフロントおよびリアデザインが採用され、そのカラーは、展示車は金属をイメージさせる硬質なグレーだが、「ジャロ・マッジョ」(5月の黄色)と名付けられたこのモデル限定の新色を選ぶことも可能。
なお「ジャロ・マッジョ」はミウラ登場以降ランボルギーニカスタマーに人気のあるカラーに敬意を表したものであり、特に輝きを強化したものである。
インテリアには、この50周年記念モデル専用に開発された非常にきめの細かい天然のセミアニリン皮革が採用され、そのカラーはランボルギーニの故郷であるイタリアのエミリア=ロマーニャ州の土をイメージした「テラ・エミリア」と「ネロ・アデ(ブラック)」が組み合わせられ、ガヤルドと同様「Q-シトゥラ ステッチ」を採用したスペシャルな仕様となっている。
なお、この他に「ジャロ・クエルクス」というカラーもオーダー可能で、「アヴェンタドール・ロードスター・50 アニヴェルサリオ」1台1台には50周年ロゴとシリアルナンバーが刻まれたフォージド・コンポジット製のバッジが冠される。
またこの2台の発表の他に、アニバーサリーイヤーである2013年に製造されるランボルギーニ全モデルには、ランボルギーニ社が誇るテクノロジーとクラフトマンシップによって生み出された、カーボンファイバー製の50周年記念エンブレムが運転席に取り付けられることも合わせて発表された。