デトロイトは回復に向かって動き出す…トヨタのホーガン取締役

自動車 ビジネス 海外マーケット
米国ミシガン州デトロイト市のGM本社ビル
米国ミシガン州デトロイト市のGM本社ビル 全 9 枚 拡大写真
6月にトヨタ自動車の社外取締役に就任したマーク・ホーガン氏は7月23日、名古屋市で記者会見し、財政破たんした米国デトロイト市について「今後18か月の間に市の経済や状況は回復に向かうだろう」との見通しを示した。

ホーガン取締役は米GM(ゼネラルモーターズ)の副社長などを務め、デトロイトを本拠としてきた自動車産業人。同市の破たんは「50年の間に人口が半減したのに、成すべきインフラの規模縮小を歴代の政治家が先送りしてきたから」と原因を分析した。

こうした事象は自治体や企業にとっても学ぶべき教訓であり、「トヨタもたとえば状況が悪化している地域があれば、躊躇せず、先送りせずに決断して対応するべき」と語った。

また、今回の当局による破たん処理の判断は「タイムリーで適切」と評価、市の再生とともにGMなどの「デトロイト3」も「強固な回復に向かうだろう」と指摘した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る