日産自動車は7月25日、小型トラック『アトラス』、いすゞブランドの『エルフ』、ニッサンディーゼルブランドの『コンドル』計3車種の方向指示器と燃料装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2007年6月15日~2012年11月20日に製作された2万0798台。
不具合は2か所で、(1)ドアに組み付けている方向指示器を作動させたままドアの開閉を頻繁に繰り返した場合、接点が発熱して端子が破損し、方向指示器が作動しなくなるおそれがある。(2)ディーゼルエンジン搭載車のプライミングポンプに亀裂が発生し、駐車中に燃料が漏れてエンジンの始動が困難になるおそれがある。
(1)は全車両、左右の方向指示器を対策品と交換し、(2)は全車両、プライミングポンプを対策品と交換する。
不具合発生件数は(1)が47件、(2)が33件で、市場からの情報で発見した。
いずれも事故は起きていない。