アキバ大好き!祭りでロボット・プロレス「できんのか!」第13回大会が開催

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草加ロボットプロレスリングの代名詞的な存在で、ヘナチョコ・ロボット・アーティストの「流血仮面(ブルー)」。イヤらしい腰振りダンスをよく披露する下品キャラ
草加ロボットプロレスリングの代名詞的な存在で、ヘナチョコ・ロボット・アーティストの「流血仮面(ブルー)」。イヤらしい腰振りダンスをよく披露する下品キャラ 全 12 枚 拡大写真

7月最後の週末の27・28日に秋葉原で「アキバ大好き!祭り」が、ベルサール秋葉原の地下1階~2階を使って行われ、ロボット系のイベントも複数行われた。27日に行われたのが、ロボットプロレス「できんのか!」の第13回大会「できんのか!13 第4回天下ネジ武道会」だ。

「できんのか!」は、埼玉県草加市在住の日本語ペラペラな謎のメキシカン、ミステル・タマオ氏が主催するロボットプロレス団体「草加ロボットプロレスリング」が年に数回行っているイベントである。ホビーロボットによるバトルをプロレス的な演出と、通常のロボットバトル大会ではルールなどの問題で繰り出せない人間のプロレスラーたちを彷彿とさせる技でもってエンターテイメントして魅せる内容だ。

もちろん、ロボットがひとりで動くわけではないのだが、あくまでもオペレーターは前面に出ず、ロボット1体1体に個性を持たせて「ロボットアーティスト」と呼び、そのロボットアーティストたちが自らの意志でもって闘っているという「設定」のイベントなのである。

第13回の今回は、「第4回天下ネジ武道会」だ。これは、ホビーロボットユーザーなら誰もが利用しているという、もはや独禁法状態ではないかというねじ製作会社「浅井製作所」の社長であるネジ浅井氏たっての願いで毎回開催されている大会だ。

ネジ浅井氏の家には、先祖代々伝わるという伝説の8本のネジ「ドラゴンネジ」があるのだが、これを8本集めるとネジの神様「ネジロン」が現れ、何でも願い事を1つ叶えてくれるというのである。それを、また今回も誤ってドラゴンネジを全国のロボット・アーティストの下に通常のネジと一緒に発送してしまったらしく、心当たりのある方はこの大会に参加してほしい、というのである。まるでどこかで聞いたことがあるような話だが、深く考えてはいけない。

しかし、バトルは1回戦から壮絶を極め、スピアー(タックル)が炸裂し、バックドロップが放たれ、ジャーマンスープレックスホールドが披露される。これらの技は普通なかなかホビーロボットといえどできないのだが、このロボット・アーティストたちは披露するのだ。ちなみに、今回は毒霧(無害な水蒸気にしか見えなかったが)まで見ることができた。

こうした技の中でもひときわ強烈だったのが、コーナーポスト(というか、スタッフが設置した台)から、マット上でグロッキー状態の大型の強豪ロボットアーティスト「ワルー」に放った、涙のカリスマこと「くまたろう」(外見は幼稚園児ルックのかなりかわいいロボットアーティスト)による決死の空中殺法「ファイヤーバード・スプラッシュ」だろう。

また、関東ヘビー級王者として長らく君臨している「サアガ」は、実況を困らせるふざけた名前のマスク・ロボットアーティスト「ウ○コキング」(伏せてあります)を必殺のバックドロップで骨折させてKO、タンカで退場させるというシーンもあった。

そしてトーナメントはそんなサアガが王者としての貫禄を見せ、見事に優勝。ネジロンへの願いは、12回大会の九州遠征でライバルのワルーを下した九州勢のナンバー1ある「ハウザー」との対戦実現とした。すると、まるですでに話が決まっていたかの手回しの良さですぐさまアオリの映像が流され、11月3日に本拠地・草加市のイベント内で開催予定の次々回大会「できんのか!15」にて、メインイベントとして開催されることが発表された。ネジロン恐るべし、である。

なお15回大会の前には、14回大会が8月3日・4日に、宇都宮市の栃木県子ども総合科学館にて開催の予定。入場料は14回大会、15回大会とも無料だ。

《デイビー日高》

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