統計局によると、2014年にも3000万人を突破するとみられるマレーシアの人口は、30年後に3860万人に達すると予想されている。
ブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)人口比が上昇する一方、華人の人口比が減少する見通しだ。
マレー系の人口は2040年には2087万人に増加する見通しで、人口比は50.1%から54.1%に上昇する見込み。その他のブミプトラ人口も517万人に増加し、人口比は13.4%に上昇すると予想される。反対に華人の人口は643万人から710万人へとわずかな上昇にとどまる見込みで、人口比は22.5%から18.4%に低下すると予想される。インド系も192万人から226万人へと若干の増加にとどまり、人口比は6.7%から5.9%にとどまると見込まれている。
少子高齢化が進むとみられることから、2010年に1.8%だった人口増加率は2040年には0.6%に下がる見通し。65歳以上の人口は3倍の440万人に増加し、全体の11.4%を占めると予想される。また労働可能人口(16-64歳)は1930万人から2660万人に増加するとみられる。0-14歳の子供の人口は780万人に増加する見通し。