『中国報』や『星洲日報』によると、ジョホール州セガマット付近で7月28日午前10時ごろ、マレー鉄道(KTMB)の有人踏切に列車接近にも関わらず係員がいないのに気付いた付近の住民が、気付かず踏切に進入しようとしていた車や歩行者に注意を促して事故を未然に防いでいたことが分かった。
踏切近くにある喫茶店にいた数人の住民が、誰もおらず遮断機も警報器も作動していないのに汽笛が聞こえたため、異常に気付いて咄嗟に身体を呈して踏切横断を阻止した。住民らが踏切の横断を止めてから約1分後に列車が通過し、間一髪で大事故が起きるところだったという。
一方、同踏み切りを管轄するスガマ駅長は、係員が持ち場に居なかった理由について列車が定刻より早く来たためと釈明しているが、住民らは鉄道会社の無責任さが大事故を招きかねなかったと批判している。