鉄道踏切係が留守、住民の活躍で事故防ぐ マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

『中国報』や『星洲日報』によると、ジョホール州セガマット付近で7月28日午前10時ごろ、マレー鉄道(KTMB)の有人踏切に列車接近にも関わらず係員がいないのに気付いた付近の住民が、気付かず踏切に進入しようとしていた車や歩行者に注意を促して事故を未然に防いでいたことが分かった。

踏切近くにある喫茶店にいた数人の住民が、誰もおらず遮断機も警報器も作動していないのに汽笛が聞こえたため、異常に気付いて咄嗟に身体を呈して踏切横断を阻止した。住民らが踏切の横断を止めてから約1分後に列車が通過し、間一髪で大事故が起きるところだったという。

一方、同踏み切りを管轄するスガマ駅長は、係員が持ち場に居なかった理由について列車が定刻より早く来たためと釈明しているが、住民らは鉄道会社の無責任さが大事故を招きかねなかったと批判している。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. 人気のゴミ収集車モチーフも、車好きキッズ向けスニーカー「IFME のりものシリーズ」新登場
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  6. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  7. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  8. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  9. 初公開の『黒いプレリュード』に「ワクワクしますな!」、SNSで高評価集まる
  10. BMW『3シリーズ』誕生50周年、日本専用の記念限定車710台を発売…698万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る