NTNは、同社開発の「インホイールモータシステム」を搭載した2人乗り超小型電気自動車(EV)を日本で初めて軽自動車登録し、「富士山EVフェスタ」で公開、公道実証事業を開始した。
富士山EVフェスタは、富士山の世界遺産登録に伴う、自然保護に対する意識の向上と、静岡県が推進する「ふじのくにEV・PHVタウン構想」によるEV普及に向けた活動の一環として開催。NTNのインホイールモータシステムを搭載した2人乗り超小型EVは、昨年4月の新東名高速道路開通式の「通り初め」で走行して以降、開発とテストを重ね、軽自動車ナンバーを取得した。
なお、NTNは、今年1月に静岡県磐田市と連携して約1年間にわたり実施した改造電気自動車(コンバートEV)用インホイールモータシステムの公道実証事業を完了し、さらに6月からは、フランスのアヌシー市(NTN-SNR本社)において、超小型EVで欧州電動マイクロカーの公式規格を取得し、公道実証事業を開始している。