【WMX 第14戦】スズキ、デサールがパーフェクトウィン

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スズキ、クレメン・デサール(右)とケビン・ストライボス
スズキ、クレメン・デサール(右)とケビン・ストライボス 全 2 枚 拡大写真

8月3日~4日、チェコのロケットで開催された2013FIMモトクロス世界選手権シリーズ第14戦、ロックスターエナジースズキのクレメン・デサールが第1レース、第2レースともに1位獲得の完全優勝を果たした。

チームメイトのケビン・ストライボスも第1レース2位、第2レース4位と健闘して総合2位となり、第1レースのワンツーフィニッシュとともに、総合でもワンツーポディウムとなった。

これにより、残すところ3大会を前に、ポイントランキング2位のデサールは3位のケン・デダイカー(KTM)からのリードを39ポイントに広げ、トップのアントニオ・カイローリ(KTM)には90ポイント差に詰めた。またポイントランキング5位のストライボスは、4位のゴーティエ・ポーリン(カサワキ)との差を28ポイントに詰めている。

ドイツ国境に近いチェコの、ロケットの会場は夏本番の暑さにもかかわらず、2万2000人の観客を動員。リニューアルされたコースは起伏に富んで全体に幅が狭く、テクニカルなギャップも多く、ライダーにとっては優位なライン取りやパスのポイントの見極めが難しい。前日予選2位のデサール、予選4位のストライボスともに、集中してコースの攻略に取り組んだ。

下り坂のストレートから第1コーナーへと続くスタートも新しいレイアウトだったが、決勝では両ライダーともに完璧なスタートを決めた。第1レース、ホールショットを披露したのはストライボス。だがオープニングラップでデサールがトップに立つと、2位のストライボスに約20秒もの大差のリードをつけ、フィニッシュまで独走状態となった。

第2レースでもデサールの勢いは止まらず、スタートからトップを快走、圧倒的なスピートと危なげないスムーズな走りで完全優勝を手にした。デサールは2009年以来ロケットでは5年連続で表彰台に上がっており、さらに1年おきに優勝を遂げている。今シーズンでは11回目を数えるシャンパンファイトとともに、チームは開幕戦カタール以来2回目の総合優勝を祝った。

第15戦は8月18日、ベルギー・ロンメルのバストーニュで開催される。

■WMX MX1 レース1
1位:クレメン・デサール(スズキ)
2位:ケビン・ストライボス(スズキ)
3位:ケン・デダイカー(KTM)
4位:アントニオ・カイローリ(KTM)
5位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)
6位:ダビド・フィリッパーツ(ホンダ)

■WMX MX1 レース2
1位:クレメン・デサール(スズキ)
2位:J・バンホービーク(カワサキ)
3位:エフゲニー・ボブリシェフ(ホンダ)
4位:ケビン・ストライボス(スズキ)
5位:トミー・サール(カワサキ)
6位:ケン・デダイカー(KTM)

■2013 WMX ポイントランキング
1位:アントニオ・カイローリ(KTM)643P
2位:クレメン・デサール(スズキ)553P
3位:ケン・デダイカー(KTM)514P
4位:ゴーティエ・ポーリン(カワサキ)465P
5位:ケビン・ストライボス(スズキ)437P
6位:トミー・サール(カワサキ)404P

《纐纈敏也@DAYS》

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