カンボジア・バンテアイミエンチェイ州ではメコン川が氾濫し、数百世帯が避難している。胸の高さまで水位が上昇している地域もある中、1000世帯が避難を拒んでいる状態だ。
ポイペトやクバッコーなど国境の町ではタイの豪雨によりメコン川が氾濫し、先週末から500世帯以上の避難が始まった、とポイペトのNgor Meng Chroun市長は述べた。
「これまでに例を見ない被害だ。水位は日に日に上昇しており、村民、特に小さな子供を避難させなければならない。」と市長は警戒している。
50名が派遣されているポイペト憲兵のHom Mut指揮官は、「最も被害を受けやすい老人や妊婦、幼い子供や持病のある住民に集中し、救援活動を行っている。その他の住民に対しては洪水の危険性について警戒を促し、より安全な地域への搬送を優先する。」と方針を明らかにした。
政府の指示の後、高台にあるRa Market周辺には既に約50名避難しており、避難民からは人や動物の排せつ物などを含む、不衛生な水の中で、避難を拒み続ける住民に対し心配の声もある。