【マツダ CX-5 試乗】ガソリンエンジンも侮れぬ燃費と動力性能…島崎七生人
試乗記
国産車

試乗車は「20S Lパッケージ」の2WD車。ディーゼルのあり余る低速トルクを身体が覚えてしまったからどうか?と思ったが、ガソリン車には、それなりのよさがあることが実感できた。とくに4WD車に対し50kg軽量なボディのため、出足も十分に身軽な印象。さらに加速していくと、軽快なリズムを作りながら走る。内製6速ATはこのガソリンエンジンとのマッチングもよく、最適なアクセルワークを加えると、高効率が引き出せる。メーター表示だが、都内を走行中、難なく12km/リットル台の表示も確認した。レギュラーガソリン(満タンは56リットル)というのも助かる。
17インチタイヤ(ヨコハマGEOLANDAR G98)を履く足回りも、しなやかで軽快感がある。
試乗車は本革シート始め、豊かな音質のBOSEのオーディオ、衝突軽減ブレーキ等、装備、機能も充実。ルームミラーに画像が現れるブラインドモニターは、その方向(ジープやフォードのような助手席側ドアトリム部)にモニターがあるほうが、見やすく自然に思った。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★
島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。