【クラリオン NX513 発表】ナビ性能、AV機能、スマホ連携の3拍子揃った普及価格帯ナビ

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
この秋冬商戦で注目株になりそうなクラリオンのAV一体型メモリーナビ「NX513」
この秋冬商戦で注目株になりそうなクラリオンのAV一体型メモリーナビ「NX513」 全 9 枚 拡大写真

この秋冬商戦に向けた注目すべきAV一体型メモリーナビが早くもクラリオンより登場した。それが「NX513」だ。クラリオンのラインナップにおいて、本機はエントリー機に位置する。このモデルのどこが注目ポイントなのかを探ってみた。

【画像全9枚】

注目すべきポイントは大きく3つある。

一つめは、クラリオンが独自に運営するクラウド型情報ネットワークサービス「Smart Access」にこのクラスで初めて対応したことだ。「Smart Access」は、スマートフォンのアプリとカーナビが連携することでドライブに役立つ情報を提供するクラウドサービス。アプリは、音楽や動画、インターネットラジオ、SNSなどなど。YouTubeの動画を連続再生できる「LoopTube」など新作アプリも続々と追加されている。普及価格のエントリーモデルだけに、スマホ連携の新たなドライブスタイルを体験するには格好のモデルとなりそうだ。

二つめは、カーナビとしての能力を飛躍的に高めたことだ。8GBマイクロSDHCカードに収録する地図データには2013年春版の最新「マップルナビ5」を採用。約130冊分の観光ガイドブックデータが収録した上、膨大な観光情報を使いやすくする「まっぷる おでかけBANK」を新搭載した。ガイドブックから行きたい所を探すように目的地を設定できるので、カーナビの検索に不慣れな人でも使いやすい。「NaviCon」対応アプリで見つけたスポットをカーナビへ転送することも可能になった。

見逃せないのは自車位置の測位方式の改良だ。前モデルのNX502までは測位をGPSによるのみ行っていたが、NX513は車速パルスとジャイロセンサーも併用。トンネル内や建物が込みいった都市部でも、正確な自車位置表示が期待できる。これは大きな進歩だ。

三つめは、エントリーモデルとは思えない充実したAV機能だ。モニターは6.2型ワイドと少し小さめではあるが、高精細なWVGAにより地図もくっきり鮮明。地デジはワンセグにとどまるものの、これまで別体式だったチューナーを本体に内蔵。DVDドライブは地デジなどを録画したVRモードディスクも再生できるようになった。これも嬉しい進歩と言える。その他、CD/USBメモリーに保存したMP3/WMA、iPod/iPhoneの音楽も再生でき、Bluetoothオーディオにも対応。もちろん、携帯電話のハンズフリー通話も可能だ。

NX513はオープン価格だが、店頭での実勢価格は6万円前後。価格比較サイトではに5万7000円前後が最安値となっている(8/6現在)。普及価格帯のモデルで、これだけ盛り沢山なカーナビは久しぶり。その理由は、NX513が日本初のグローバルモデルだから。世界中のマーケットで販売することを前提にしているからこそ、この圧倒的コストパフォーマンスを実現できたのだ。日本で売られているカーナビの大半が右側に操作系が用意されているが、本機は左側にある。これもそうした事情からだ。

エントリーモデルながらスペック的には上位機種と十分渡り合える内容。それだけに、この秋冬商戦を賑わす注目モデルとなることは間違いない。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. NSXのエンジン内部もアプリで見れる! シミュレータアプリ「Trans4motor R」配信開始
  2. 5000万円超えの「911」、F.A.ポルシェ生誕90年記念の『911 GT3』発表…世界90台限定
  3. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
  4. 「次に必要なものを、いま創る」3Mが描く、素材から変えるモビリティの未来PR
  5. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る