【ルノー メガーヌエステートGT 220 試乗】オーセンティックなセンスが光る…島崎七生人

試乗記 輸入車
ルノーメガーヌエステートGT220
ルノーメガーヌエステートGT220 全 9 枚 拡大写真

搭載エンジンはあの『メガーヌRS(ルノー・スポール)』と同じ。型式=F4R型の2リットルDOHC16バルブツインスクロールターボで、6速MTが組み合わせられる。

220ps/34.7kg-mの性能は、RSより幾分かデチューンされた数字だ。とはいえワゴンで0-100km/h加速7.6秒というから侮れない。試乗の瞬間、あろうことか雨が降りだした。なので恐る恐るアクセルを“押して”みた。すると、低回転から厚みのあるトルクと、許容範囲まで衰え知らずのパワーを実感。ウエットでも前輪が暴れるような素振りが皆無なのはさすが。

最初は手応えを感じるシフトとクラッチペダルも、走り込むと、その頃合いがちょうどいいことがわかる。ワゴンだがハンドリングも乱れず、乗り味もハードだが最後のショックは丸められ、不快感はない。

赤いラインの入った室内は、シックでスポーティな雰囲気。LEDポジションライトが付く最新デザインがベースの外観も、さり気なく安心して乗っていられていい。オーセンティックな文法に則った高性能車ながら、決して古臭さを感じさせないセンスが光る。アイドリングストップも効く。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る