近鉄、電気料金値上げで運輸業減益…2013年度4~6月期連結決算

鉄道 企業動向

近畿日本鉄道(近鉄)が8月9日に発表した2013年度第1四半期(4~6月期)の連結決算は、経常利益が前年同期比30.0%増の125億2300万円だった。

売上高は31.6%増の2884億1100万円で大幅な増収。旅行業の再編で2012年度末に子会社となったKNT-CTホールディングスなどの売上高が新たに加わったほか、ホテル・レジャー業や不動産業が好調に推移した。

鉄軌道部門では、観光特急『しまかぜ』が3月から運転を開始するなど、10月の伊勢神宮式年遷宮を控え伊勢志摩地区への積極的な旅客誘致に取り組んだ。この結果、旅客輸送人員は定期が0.9%減の8992万8000人だったが、定期外は2.0%増の5828万8000人。旅客収入も定期の0.6%減に対し定期外が2.5%増となり、全体では1.5%増の373億6800万円だった。

運輸業全体では営業収益が2.5%増の551億9000万円だったが、電気料金の値上げで動力費などの経費が増加したことから、営業利益は2.1%減の95億1400万円となった。

全体の営業利益は、KNT-CTホールディングスが営業赤字となったものの不動産業の増収でカバーし、2.0%増の132億7300万円だった。当期純利益は、工事負担金などの受入額が増加したことなどから、57.3%増の74億9400万円だった。

通期業績見通しは、前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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