つくばエクスプレス、惰性で節電…一般家庭1000世帯分

鉄道 企業動向
つくばエクスプレス(TX)のTX-1000系。惰行制御を採り入れた自動運転で節電を図る。
つくばエクスプレス(TX)のTX-1000系。惰行制御を採り入れた自動運転で節電を図る。 全 2 枚 拡大写真

常磐新線(つくばエクスプレス)を運営する首都圏新都市鉄道はこのほど、列車が動力を使わず惰性力で走行する状態(惰行制御)を採り入れた自動列車運転を実施すると発表した。

つくばエクスプレスの列車は、自動列車運転装置(ATO)と自動列車制御装置(ATC)を用いた自動列車運転を行っている。この運転方式では一定の速度を維持するため、走行中は自動的な加速と減速が常に行われている状態となっている。

こうしたことから同社は、惰行制御を採り入れた自動運転を行うことにした。これにより下り勾配や一部の直線区間で加速が不要となり、電力使用量の節減や乗り心地の向上、部品の延命化を図ることができるという。

同社は惰行制御の導入により現在の電力使用量の4%程度、または一般家庭の1日電力使用量の1000世帯分に相当する1日あたり1万kWh程度の節電を見込んでいる。

《草町義和》

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