SUVやステーションワゴンの積載性とセダンのデザインをミックスしたクロスオーバーモデルがBMWから登場した。その名も『3シリーズ グランツーリスモ(GT)』。2009年に発売された5シリーズに続く「GT」シリーズの第2弾だ。
5シリーズのややぼってりとしたデザインが芳しくなかったためか、3シリーズGTではキャビンルームからリアセクションにかけての“厚み”や“重たさ”を極力感じさせないようなデザイン処理を施し、軽快感を演出。一方で、7シリーズ並みというレッグルームと520リットルという巨大なラゲッジスペースを実現している。
日本での導入発表会ではエクステリアデザインを統括したBMW AGのデザイナー、永島譲二氏が来場。「フロントからAピラーにつながるラインは、ウインドシールド下でノッチにならずに、スロープで流れるようになっています。連続的な曲面に見えるようにデザインした」と流麗なスタイリングを実現させた工夫を披露してくれた。
エンジンラインナップは2リットル直4ターボの320i(184ps・27.5kgm)/328i(245ps・35.7kgm)、3リットル直6ターボの335i(306ps・40.8kgm)。それぞれに「スポーツ」「モダン」「ラグジュアリー」がラインナップされ、「Mスポーツ」は今秋にも追加される予定だ。
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◆2013年4月には米国でも発表
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◆2013年6月には日本でも発表
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◆5シリーズGTの反省を活かしたデザイン
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◆2リットルでも十分の動力性能