韓国のサンヨン(双竜)自動車は8月7日、『コランドC』の改良モデルを韓国ソウルで発表した。
コランドCは、サンヨンの主力コンパクトSUV。2011年に発売以来、韓国市場を中心に、支持を集めてきた。デビューから2年が経過した今回、内外装を中心にした改良を受けている。
外観は、フロントをフェイスリフト。バンパーやグリル、ヘッドライトなどのデザインを変更し、表情を一新した。ヘッドライトはプロジェクター化し、LEDポジションランプを追加。リア周りでは、テールランプが新デザイン。
室内は、ダッシュボードを大きく変更。運転席も、空調機能を組み込んだ新デザインとした。オプションで赤いレザーシートを用意。サンヨンによると、韓国市場のSUVで初めてという。
メカニズム面では、パワートレインの改良で、燃費を最大8.4%改善。2WDのMT車は、韓国モード燃費が17.2km/リットル。サンヨンは、「クラス最高レベル」と自信を示している。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車。