マレーシア 4-6月のGDP、4.3%成長に…製造や鉱業の回復、堅調な建設が貢献
エマージング・マーケット
東南アジア

製造や鉱業の回復、堅調な建設に支えられ、前年同期(5.6%)は下回ったものの、前期(2013年第1四半期)の4.1%を上回った。
国内需要は7.3%成長となり、前期の8.2%成長を下回ったものの堅調を維持。民間消費は安定した雇用市場と国内向け産業における賃金の伸びを背景に7.2%、公共消費も11.1%の堅調な成長となった。一方、貿易は輸出が5.2%、輸入が2.0%のそれぞれマイナスとなった。
製造業は3.3%成長となり、前期の0.3%を上回った。輸送機器・その他の工業製品、非金属鉱物製品、卑金属・組立金属製品、石油製品・化学・ゴム・プラスチック製品が貢献した。輸送機器・その他の工業製品は14.6%の伸びを示した。前期で1.9%のマイナス成長となった鉱業は、天然ガスが8.1%、コンデンセートが2.5%、原油が1.8%それぞれ成長し、4.1%のプラス成長に復帰した。
サービスセクターは、卸売・小売や通信が好調だったことから4.8%の成長となった。建築セクターは、21.4%成長の住宅不動産、10.4%成長の公共土木工事が貢献し9.9%と高い成長を維持した。農業セクターは林業や天然ゴムの不振から0.4%の低い成長にとどまった。
中銀は今後のマレーシア経済の成長について、世界経済の下振れリスクが続くものの民間消費に支えられた内需の堅調は続くと予想した上で、輸出型産業の上半期の低成長の影響が残るとして通年のGDP成長予想を4.5-5.0%に下方修正した。
《伊藤 祐介》
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