英国の高級SUVメーカー、ランドローバーは8月21日、同社初の市販ハイブリッド車を、『レンジローバー』と新型『レンジローバー スポーツ』に設定すると発表した。
『レンジローバー ハイブリッド』と新型『レンジローバー スポーツ ハイブリッド』は、同じハイブリッドシステムを搭載。ランドローバーが開発したハイブリッドは、ディーゼルエンジンを核にしたシステムになるのが特徴。
このディーゼルエンジンは、3.0リットルV型6気筒ターボ。組み合わせるモーターは、最大出力47ps、最大トルク17.3kgmを引き出す。エンジンとモーターを合わせたトータル出力は、340ps/4000rpm、最大トルク71.4kgm/1500-3000rpmと非常に強力。
モーターは、ZF製の8速ATに直結しており、EVモードでは、最大1.6kmを最高速48km/hで走行可能。ハイブリッドシステムは、リチウムイオンバッテリーとインバーター、モーターを含めて、120kgと軽量に仕上げられた。
この結果、レンジローバー ハイブリッドと新型レンジローバー スポーツ ハイブリッドは、0-100km/h加速6.7-6.9秒、最高速218-225km/hのパフォーマンスを実現。それでいて、欧州複合モード燃費15.6km/リットル、CO2排出量169g/kmの環境性能を両立している。
ランドローバーの2車種の市販ハイブリッドは地元、英国では9月10日から受注を開始。2014年初頭からの納車を予定している。