【BMW 320d 試乗】ディーゼルなれど“3”に変わりなし…島崎七生人

試乗記 輸入車
BMW320d BluePerformance Modern
BMW320d BluePerformance Modern 全 7 枚 拡大写真

車検証記載の前/後軸重は780/770kg。サスガである。2リットルの4気筒・直噴ディーゼルターボ+8速ATを搭載。けれど走りはあくまでBMW『3シリーズ』なのが、このクルマの見どころだ。

マツダ『アテンザ』のディーゼルより、車室内・外騒音、アイドルストップ後再始動時の振動はやや大きめ。しかし一旦走り出せば、まったく気にならない。シフトレバー横の「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」スイッチでの走行性能の切り替えも実に明快。「ECO PRO」モードなら、かなり穏やかなエンジン特性になり、「SPORT」なら、パワーもハンドリングもシャキッとスポーティになる。

前述の走行モードをランダムに切り替えながらの、街乗り主体での実燃費は2桁に届く程度だった。が、100km/hが1500rpmの8速ATは、遠乗りで軽油をさらに節約するのに貢献してくれるはずだ。オプションの「バリアブル・スポーツ・ステアリング」は、山道も駐車時も、とにかくクイックにクルマが動いて欲しい……というユーザーにはおすすめだ。

「Modern」と呼ばれる写真の仕様は、キドニーグリル内のバーがクロームになるなど、さり気なく個性化が図られている。フロントバンパー内フォグランプまわりの“加飾”はグレードごとに作り分けられており、見てどのグレードか言い当てられれば“F30マニア”といえるかも。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
  5. ジムニーノマドの死角を潰せ! 長くなっても怖くない、データシステムの『カメラシリーズ』がすごいぞPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る