JR東日本、東北新幹線の回数券をリニューアル…「はやぶさ」など利用に対応

鉄道 企業動向
東北新幹線の『はやぶさ』。新たに発売する「新幹線回数券(はやぶさ)」は、『はやぶさ』や『スーパーこまち』を含む東北新幹線の全ての列車で利用できる。
東北新幹線の『はやぶさ』。新たに発売する「新幹線回数券(はやぶさ)」は、『はやぶさ』や『スーパーこまち』を含む東北新幹線の全ての列車で利用できる。 全 1 枚 拡大写真

JR東日本は8月22日、東北新幹線の回数券をリニューアルすると発表した。『はやぶさ』などで利用できる回数券を新たに発売するほか、「はやて特定特急回数券」などの発売を終了して「新幹線W(ダブル)きっぷ」の設定区間を増やす。

現在発売されている「新幹線回数券」は普通車用、グリーン車用ともに、『はやぶさ』『スーパーこまち』に対しては運賃のみ有効で、乗車に際しては新幹線特急券を別途購入する必要がある。一方、9月1日から発売を開始する「新幹線回数券(はやぶさ)」は、『はやぶさ』『スーパーこまち』を含む東北新幹線の全ての列車が利用できる。

主な設定区間の発売額は、東京都区内~盛岡間の普通車用が8万2560円、仙台市内~八戸間の普通車用が5万1960円、東京都区内~仙台市内間のグリーン車用が8万2800円。「新幹線回数券」と同様、全て6枚つづりでの発売となる。有効期間は3か月。

「新幹線回数券」と発売額を比べると、東京都区内~盛岡間の普通車用は4860円、仙台市内~八戸間の普通車用は2760円高い。なお、「新幹線回数券」は2014年2月28日限りで仙台市内~八戸間(普通車用)の発売を終了するが、これ以外の設定区間は引き続き発売する。

また、秋田新幹線盛岡~秋田間と東北新幹線盛岡~八戸間の立席を利用できる6枚つづりの「こまち特定特急回数券」「はやて特定特急回数券」は、9月30日限りで発売を終了する。同時に「新幹線自由席回数券」も郡山~仙台市内間と仙台市内~古川間の発売を終了する。

これに伴い、10月1日から2枚つづりの「新幹線W(ダブル)きっぷ」の設定区間を増やし、「こまち特定特急回数券」などの発売終了に対応する。主な追加区間の発売額は、盛岡~八戸間が6000円、盛岡~秋田間が7000円、郡山~仙台市内間が7580円。いずれも新幹線の自由席を利用できるが、盛岡~新青森間の『はやぶさ』、盛岡~秋田間の『こまち』『スーパーこまち』、仙台以北の『はやて』は立席のみ利用できる。有効期間は1か月。

1枚あたりの金額では、盛岡~秋田間の「新幹線W(ダブル)きっぷ」(3500円)は「こまち特定特急回数券」(3400円)より100円高い。これに対して郡山~仙台市内間は、「新幹線W(ダブル)きっぷ」(3790円)の方が「新幹線自由席回数券」(4150円)より360円安くなる。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  4. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  5. 「逆輸入車」がアツい!? 報道で米国トヨタ車に脚光、3列SUV『グランドハイランダー』に国内からも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る