ロンドン交通局、バス運賃の現金払い廃止を検討…鉄道も紙のカード廃止へ

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ロンドンの交通カード「オイスターカード」。現金による運賃支払いの廃止が計画されている
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ロンドン交通局はこのほど、バス運賃の支払いをICカードのみとし、現金払いを廃止する計画について、市民から意見の聴取を始めた。地上鉄道「オーバーグラウンド」でも、有効期限7日以上の「トラベルカード(定期券に相当)」の紙による発行を打ち切ると発表した。

交通局によると、バス運賃の支払いはロンドンの交通プリペイドカード「オイスターカード」やキャッシュカードの支払い機能といった非接触ICカードの利用が主流となっており、現金での支払いは1%程度まで減少している。現金での支払いのうち、5分の4はオイスターカードの残額不足が理由という。

支払いを非接触ICカードのみとすることで乗降時間の短縮につながるほか、最大で年間2400万ポンド(約36億円)のコスト削減になるとしている。意見の聴取は交通局のウェブサイトで8月19日から10月11日まで実施する。

「オーバーグラウンド」のトラベルカードについては、オイスターカードへの情報書き込みで対応できることから、9月15日以降は紙での発行を中止する。1日用のトラベルカードは紙での販売を継続するほか、現在使用中のカードは有効期限が切れるまで使える。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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