トヨタ ハリアー次期型 ベース車価格は上昇もハイブリッド車はお買い得に

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ・新型ハリアー
トヨタ・新型ハリアー 全 4 枚 拡大写真

レクサス『RX』の登場で一時は消滅の危機にあった『ハリアー』だが、トヨペット系ディーラーの熱い要望に応え、冬商戦に向けて11月にも再び登場する見込みとなった。気になる価格を追ってみた。

2代目ハリアーはベースグレードの「240G」で266万7000円、最上位のプレミアムL仕様で300万円ほど。ハイブリッド車はベースグレードが422万1000円で、同プレミアムL仕様で478万7000円となっていた。これに対し、次期型ハリアーは、ガソリン車で2代目より少し高くなり、ハイブリッド仕様は全体としてお買い得感を感じる価格体系を実現するものとみられる。

ガソリン車は排気量が2代目の2.4リットルよりも小さくなったにもかかわらず高く設定されるのは、S-VSCやサイド カーテンシールド エアバッグなど安全装備を加えたことが大きい。その他、ヘッドランプやリアライト、フロントフォグランプをLED化し、プッシュ式スタートボタンの採用や静電式ヒーター コントロール パネルなどが追加されるのも価格アップの要因になったものとみられる。

一方、ハイブリッド仕様でお買い得感が高い価格設定となるのは、エンジンを従来のV6・3.3リットルより小さいカムリと同じ直4・2.5リットルとし、VDIMも非搭載となったことによる。とはいえ、E-Fourを採用するあたりは、『ハリアーハイブリッド』らしさを継承。最新モデルらしい先端装備も搭載され、高品質な内装とも相まってお買い得感を十分感じられそうだ。

なお、ボディサイズはベース車となる新型『RAV4』(海外モデル)よりも大型化される見込みで、全長では新型RAV4の4570mmを超える4700mm台。これは2代目ハリアーに迫るサイズだ。ただ、ホイールベースは新型RAV4と同寸となるようで、こちらは2代目ハリアー比で50mmほど短くなる格好になる。なお、使用ガソリンはガソリン車、ハイブリッド車ともに全車レギュラー仕様となる。

ハリアーはもともと初代から海外ではレクサス RXとして販売され、レクサス店の日本国内展開によってRXの3代目登場に伴ってトヨペット店から“自動移行”してしまった。これに我慢できなかったのが全国のトヨペット系ディーラーだ。それまで「ハリアー」を人気ブランドへと成長させたという自負があるからだ。その熱いトヨペット店の期待を一身に受けて次期型ハリアーは間もなく登場する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  2. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. 日産株主総会、社外取締役留任などへの批判噴出、「日産愛」の株主の“はけ口”に[新聞ウォッチ]
  5. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る