九州大学、高性能サーバシステムに256個のNVIDIA製GPUを増設……ピーク性能を約1.6倍に増強

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GPU(NVIDIA Tesla K20X)
GPU(NVIDIA Tesla K20X) 全 3 枚 拡大写真

 九州大学(情報基盤研究開発センター)と富士通は22日、同センターが所有する高性能演算サーバシステムに、256個のNVIDIA製GPUコンピューティングカードを増設したことを発表した。

 この高性能演算サーバシステム(1,476ノード)は、FUJITSU Server PRIMERGY CX400で構成されているが、施設の電力容量および設置面積の制限から、計算機の規模をこれ以上大きくすることは困難だったため、演算加速器を増設することとなった。

 機種選定では、電力効率および実効性能の高さから、2012年12月にNVIDIA社から発表されたばかりの最新GPU「Tesla K20X」「Tesla K20」が選定され、2013年4月より、本演算加速器を用いた利用者への計算サービスを開始した。これらの演算加速器による計算サービスは、共同利用・共同研究拠点では本センターが日本初とのこと。

 これにより、理論ピーク性能が510テラフロップスから、約1.6倍となる812テラフロップスに増強されたとのこと。なお同システムは、2013年6月に公開されたスーパーコンピュータの性能ランキングTOP500で、実効性能621テラフロップス(実行効率76.48%)で、43位にランクした。

 今後はさまざまな計算科学シミュレーション、特に計算流体力学や分子動力学アプリケーションにおける計算向上が期待されるとのこと。

《冨岡晶@RBB TODAY》

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