日産自動車、魚群やハチの行動をヒントにモビリティ向け技術を開発

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エポロ
エポロ 全 2 枚 拡大写真

日産自動車のエンジニアは、未来のモビリティを形作るための技術開発で、動物界も研究対象としてきた。

研究チームは、300度以上の視覚を持つハチの複眼にヒントを得たレーザーレンジファインダー(LRF)技術やその他の先進技術を用いて、ロボットカー「エポロ(EPORO)」(EPisode 0 〈Zero〉 Robot)を開発した。

6体のエポロは互いにコミュニケーションを取りながら衝突を回避したり、並走や1列になっての移動ができるよう互いの位置を調整。これが回遊する魚群の動きを示しているという。もしクルマが集団で同じことを行い、同じように走ることができれば、道幅は変わらずに、より多くのクルマを走らせることが可能になり、渋滞減少に貢献するとしている。

また日産は、エポロの開発に先立ち、研究チームはハチの非常に優れた衝突回避能力を模倣した「BR23C」(Biomimetic Car Robot Drive)を、東京大学先端科学技術研究センターと共同で開発した。

BR23Cは、300度以上の視界を持つハチの複眼にヒントを得たLRFが、前方180度、2メートル以内の視界の中にある障害物を検知。障害物までの距離を計算し、マイクロプロセッサーへ直ちに信号を送り、距離情報を変換し、衝突を防ぐために車両の移動などを行う。

《纐纈敏也@DAYS》

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