米国輸出入銀行は8月25日、イスラエルのスペース・コミュニケーション社(スペースコム)への1億540万ドル(約104億円)の融資を正式に認可した。具体的には、通信衛星「AMOS-6」の打ち上げ、米国製太陽電池パネルの買い入れなどに資金を拠出する。
AMOS-6はイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ社が開発・製造を担当。アフリカ、中東、欧州をカバーする。運用中のAMOS-2の後継機として2015年打ち上げ予定。打ち上げロケットは米スペースX社のファルコン9ロケット。
米国輸出入銀行は、輸出拡大による雇用拡大を目指す上で重要な、連邦政府の独立機関。主要業務は、米国からの輸入先である途上国企業に対し、必要な資金の融資や保証を行うこと。今回の認可により、カリフォルニア州などで約600人の雇用創出が見込まれている。